兄弟の借金の返済をしつこく催促された場合、支払う必要はあるか
Aさんはお店の後片付けを手伝う事にしたそうなんですが、兄はショックのためなかなかお店に顔を出さず、一向に連絡がとれないという状況でした。
そこへ、複数の消費者金融から「兄と連絡が取れなくなり返済が滞っていて困っている。Aさんでも連絡が取れないようなら、代わりに返済してくれないか。」としつこく催促が来るようになりました。
兄はお店の運営費や改装費などのため、幾つもの消費者金融から総額約1000万円の借金をしていました。
Aさんは兄の助けになれば払ってもいいと思うんですが、何せ金額がAさんにとっては大き過ぎるという事です。
兄の借金を、保証人ではない妹が払う義務というのはあるんでしょうか?
また、しつこい催促を止めさせるにはどうしたらいいんでしょうか?

まず、兄の借金を妹のAさんが支払う法的な義務はありません。
借金をした当事者は、兄とその消費者金融であり、Aさんはそれについて保証人にはなっていませんから、契約の当事者では無いという事になり、契約の当事者で無い人が法的に返済する義務は無いという結論になります。
いくら兄弟であっても、お金の貸し借りに関しては関係ないので、消費者金融は妹であるAさんに催促する事は本来は出来ないという事になります。
貸金業法では、法的な支払い義務の無い人に対して支払いを催促したりするという事は禁じられています。
ですから、あまりにも支払いの催促がしつこいという事でしたら、支払わないという明確な意思を表示して、それでもまだしつこく催促が来るという事であれば、金融庁に対して行政処分の指導の申し出などをするということになります。
Aさんが支払い拒否を明確に意思表示する場合に一番トラブルにならないためには、書面で意思表示した方が良いと思います。
また書面でも、内容証明郵便等でやった方が良いと思います。
時間的にそういう物が出来ないという事であれば、明確な意思をその場で表示するというのが一番良いです。
催促に来た時にその相手に対してはっきりと言うという事です。
そしてこれについて、例えば脅迫などがあった場合には、すぐ警察に届け出をするなどと、明確な支払い拒否の意思を表示する必要があります。
今回の結論は、お金の貸し借りに関してお兄さんの借金を妹さんが支払う義務は法的には無く、そして催促を受けたらしっかりと拒否をしなければいけないという事になります。
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