会社案内での給料と実際に支払われている給料が違う場合
しかし、その会社で働き始めて1ヶ月が経ちましたが、給料の金額が大きく異なっていました。
会社側に説明を求めたところ、「会社案内の金額は、一定の資格を持っている人の金額だ」と説明されましたが、会社説明会などでは、そのような説明は一切ありませんでした。
そこで、会社側に何か請求しようと考えています。
まず、会社側から労働条件の明示がきちんとあったかどうかが1つのポイントになります。
労働者を募集する場合には職業安定法で、賃料や労働時間などの労働条件を明示しなければいけないという義務があります。
また、労働基準法にもそのような規定があり、労働契約をする場合には労働条件の明示をしなければいけないことになっています。
このようなトラブルの場合には、会社側とどのような契約を結んでいるかが重要になります。
また、本当に就職前に一切説明がなかったのかどうかもポイントになってくると思います。
就職前に一切説明がなければ、会社側もある程度、損害賠償する責任が発生する可能性があります。
具体的には、労働契約がどういう内容だったのかをまず検証して、実際の契約内容と違うということであれば、会社に対して請求をしていきます。
契約は口頭であろうと書面であろうと必ずしているので、それを書面に残しておくか、口約束だけだったのかは別問題で、契約自体は必ずあります。
契約が書面になっておらず、口約束だけの場合は、言った、言わないの水掛け論になり、仮に裁判になった場合は、証拠の問題になり、証拠として立証できる何か書面があるかになります。
裁判や話し合いを通して、会社側の過失になった場合は、会社としては足りない分の賠償を支払う必要があるということになります。
新たに就職したり転職したりして労働契約を結ぶ場合には、口約束ではなく、契約の内容をきちんとした書面で残しておくと後々のトラブルの防止なります。
関連記事
-
会社からの前借りと退職について
会社の社長に給料の前借りをお願いしたところ、快く貸してくれ、その返済分は給料から毎月少しずつ引かれていました。 半年ほどたったある日、知り合いの会社に誘われ、条件がよかったため会社を転職することを決意しました。
-
伝染病にかかった場合の出社禁止と休んだ分の給料
先日、熱が出た上に体のだるさも感じたため、数年ぶりに病院に行ったところ、医者から「はしか」と診断されました。 その日はバイトだったため、急には休めないと思い出勤しましたが、職場の責任者からはしかが治るまで出社禁止を言い渡されました。
-
会社の経費で自分のポイントカードに加算すると横領になる!?
仕事の都合で、飛行機を使う出張が多くなったある人は、航空券を購入するときなどに自分のマイレージカードにポイントを加算していました。 マイルが結構たまったので、プライベートの旅行にそのマイルを使用しました。
-
突然の解雇と給料の未払い
近所のコンビニで、週に3日・1日6時間の労働で、長期でアルバイトをしていましたが、3か月を過ぎたある日、そのコンビニの店長から「事情があり、今日で辞めてもらいたい」と言われ、突然解雇されることになってしまいました。 また、給料日に銀行に行く …